初めての会社ロゴ作成依頼の3ステップ

会社ロゴ作成アイキャッチロゴ作成依頼の手引き

会社やお店のロゴを依頼するのは初めてという方向けの記事になります。

当記事では初めてロゴのデザインを依頼する方のために、まず最初にご自身がするべきことをまとめています。

この記事はロゴデザイナー歴20年(2022年現在)の現役ロゴデザイナーが今までの経験をもとに書いています。【プロフィールはこちら】

会社ロゴ作成の流れの3ステップ

まずは「会社ロゴ作成依頼までの大まかな流れ」をご説明します。ロゴの依頼まで流れがわからないとどのような準備をすれば良いのかもわからないと思います。

ロゴの依頼の流れのイメージ

①ロゴデザイン依頼先検討

②伝える内容の準備

③ロゴデザイン依頼

これがロゴ依頼までの大まかな流れになります。ここで一番時間をかけるべきなのは依頼先の検討です。依頼先次第でロゴのデザインのクオリティは全然違うからです。しっかり希望に沿った依頼先を見つけるにはそこにも時間がかかるということです。

1.ロゴデザインの依頼先を探す

ロゴのデザインの依頼先は「ロゴの納期」から考えましょう。

いつまでにロゴが必要ですか?

ロゴデザインの依頼先探しは、ロゴがいつまでに必要なのかという「ロゴの納期」から考える必要があります。


早急に必要な場合(1ヶ月以内)は、ロゴの依頼先はオーダー制作よりもデザインが既に出来上がっているロゴを探して購入した方が安全ではあります。

納期は決めてはいないという場合はいろいろな選択肢があるので、気に入ったデザイン業者を見つけて発注するのも悪くなでしょう。

完成済みのロゴを探す際の検索キーワード

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1ヶ月以内にはロゴが必要な場合

上にも記載したように、完成済みのロゴデザインを購入するというのが納期的にも安心ですし、気に入ったデザインが見つかればオーダーロゴの制作と違い、イメージが違うというような食い違いが起こりづらいです。

既に完成しているデザインを選ぶだけなのでオーダーでロゴのデザインを依頼するよりはかなり納期は早くなると思います。それでも色や書体の検討で納期が1ヶ月くらいかかる場合もあります。逆に即日決定で即日納品という場合もあります。

<注意>店名などの文字をロゴ化する場合は、完成済みのロゴという選択肢はありません。オーダーロゴ一択となります。その場合は、納期までの時間がないのでコンペサイトなどを利用して一度にたくさんのロゴの中から選ぶというのがオススメです。

ロゴの納期は決めていない場合

ロゴの納期に余裕があったり、別に納期は決めていないという場合はいろいろな方法があります。

オリジナリティのあるロゴを作成したいならフルオーダーでロゴのデザインを依頼するというのがオススメです。

いろいろなロゴのデザインを見たいというのであれば完成済みのロゴを販売するサイトを見たり、コンペサイトなどを利用してみるというのもいいでしょう。ただしコンペの場合は細かいデザインの指定などを入れた方がいいと思います。簡単な指示だと模倣(パクリ)できてしまうので、指示の段階で模倣が防げるような発注ならあまり心配しなくてもいいと思いますし、デザインに自信のない方は応募しないのではないかと思います。実際に私も、コンペで私のロゴを模倣された経験があるのであまりお勧めはしません。(当選者が模倣したことをクライアントに言ってそのクライアントから連絡がありました)

ロゴデザイナーの私がお勧めするロゴの依頼先の探し方】

1.まずは完成済みの販売ロゴのデザインから探してみます。

完成済みの販売ロゴの場合、一度にたくさんのデザインが見れるし、オーダーするのと違い色々なタイプのロゴマークが見れるので、「あっ、こういうロゴのデザインもいいなぁ」という新しい発見に出会えるかもしれません。この段階で気に入ったデザインがあったなら納得のいくロゴを手に入れることができると同時にかなり納期の短縮にもつながります。(※ただし店名ロゴは除く)

2.オーダーロゴ作成サイトを比較してみます

ロゴの販売サイトを探してみて気にいるようなロゴのデザインがないのであれば「提案までは無料」のオーダーロゴ作成サイトを比較してみます。そしてその中からオーダーロゴの制作を依頼をします。提案されたデザインが気に入らなければキャンセルし別のサイトに依頼します。ただ、これを繰り返すと時間と労力がかかるので何度もキャンセルはお勧めしません。

3.コンペサイトを利用します

オーダーロゴを何度か依頼しても気にいるデザインが上がってこない場合は、コンペサイトを利用します。ただし模倣を防ぐために依頼内容は少し複雑なものにします。または指名依頼(提案者を制限する)のコンペにします。コンペサイトはいろいろな方が参加しているのでプロフィールなどから実績を判断して指名依頼というのがいいと思います。

ロゴのクオリティはロゴの依頼先次第です。
依頼先探しはしっかりと選定しましょう。

ロゴを依頼するときに準備するイメージ

2.伝える内容を準備する(ロゴを依頼する前段階で準備するもの)

ロゴの依頼先の選定ができたら次は伝える内容の準備です。

ロゴのデザインを依頼する前に準備するものがわからないという方も結構いらっしゃると思います。準備していないと何度もデザイナーとのやりとりが必要になり納期も遅れてしまいます。
ロゴのデザインを依頼するなら最低限以下のことは準備する必要があります。

ロゴ依頼準備|ロゴに組み合わせる名称を決めておきましょう。

ロゴを制作する場合のパターンとしてロゴマークに会社やお店の名前を組み合わせるケースがほとんどです。私のところでも大体の方はロゴマークに社名を組み合わせたデザインでロゴを納品しています。

組み合わせる社名や店名は決まっていますか?

ロゴのデザインを依頼してから組み合わせる名前を検討される方もたまにいらっしゃいます。

ロゴに組み合わせる名前で悩むケース

日本語かローマ字(英字)かで悩む

私の場合はクライアントから日本語とローマ字(英字)どちらがオススメですかと聞かれることも多いです。どちらがオススメかというとこれは業種などによります。

【日本語がオススメなケース】
パッとみたときに日本語なら読んでもらえる(目でみただけで理解できる)、ビジュアルとしても日本語の文字は印象に残ります。店名が業種のイメージに近いものであればロゴを見てどのような業種かが伝わるということです。
例えば「〇〇Liquor Store」とかくよりも「〇〇酒店」と書いてある方が日本人の場合は見る人にとってはわかりやすいということです。

日本語名でのメリット・・・伝わりやすい・文字数が少なくて済む場合が多い
日本語名でのデメリット・・難しい漢字は読めない・画数の多い漢字を使用した場合、小さいサイズで使用する際に使いづらくなる可能性がある。欧文より書体が少ない。

【ローマ字(英字)がオススメなケース】

ローマ字(英字)を組み合わせるケースは非常に多く、私に依頼されるクライアントの8割以上はローマ字(英字)を組み合わせています。クライアントの社名もいろいろで、そのまま日本語社名をローマ字にした場合やローマ字同士をを組み合わせた造語だったりというケースも見られます。
欧文は非常に多くの書体があるのでオリジナルのロゴタイプを作成しなくても特徴的な欧文書体を使うことが可能です。

ローマ字(英字)でのメリット・・・書体が多い。日本語での文字数が少ない時などはローマ字にした方が文字数が増えバランスが取れるので扱いやすいことが多い。
ローマ字(英字)でのデメリット・・ローマ字にしたときに文字数が増えすぎるとロゴマークと文字とのバランスが悪くなる。パッと見で読めないケースがある。

株式会社などを入れるかで悩む

ロゴのデザインの依頼を受けた段階で社名が決まってない場合もあります。株式会社を名前の先につかるか、後についけるかという場合や、そもそも会社の種類などはロゴに組み合わせない場合など。
欧文の場合も同じです。ロゴのデザインを発注してから決めるのではなく発注する前には決めておきましょう。

株式会社などの文字を入れると社名の文字数が多すぎる場合(ロゴマークに組み合わせると長すぎてしまう場合)は外すことも検討し、逆に社名の文字数が極端に少ない場合は入れることも検討するのがいいと思います。


ロゴ依頼準備(オーダー制作の場合)|どのようなロゴのデザインにしたいかを伝えましょう

完成したロゴを購入する場合は必要ありませんが、ロゴのデザインを1から依頼するオーダー制作の場合にはある程度イメージが伝わった方が制作するロゴデザイナーの立場から申し上げるとありがたいです。

アイデアがなくても大丈夫なケースもある

クライアントの多くはあまりイメージをお持ちになっていないケースが多いです。そのような場合でも経験のあるロゴデザイナーならば対応は可能です。私の運営するロゴジャパンでは、お申し込み時に質問項目を設置しいくつかの質問に答えていただいてそこからロゴのアイデアを考えていきます。

ロゴのデザインに対する要望は文章で伝えるのがオススメ

ロゴの要望(内容)は文章で伝えるのが私は良いと思います。その際、あまりに細かい内容を伝える必要はありません。

クライアントの中には下書きを提示してくださる方もいらっしゃいますが、下書きはない方がいいと思っています。(どうしても思ったようにして欲しい場合はあってもいいですが・・)

何故なら下書きがある場合は、アイデアが広がりづらいからです(私の場合ですが)。
クライアントが下書きを提出するということはそのようなデザインに近づけて欲しいと捉えるからです。


デザイナーはクライアントの要望に応えてこそだと考えているので下書きを提出された場合は、下書きに沿ったデザインになる可能性があります。下書きと違ったものを希望する場合は、文章でイメージを伝えることをお勧めします。私のサイトでは下書きプランと言うものをご用意しています。下書きがある分1から考えると言うアイデアが必要ないので料金も低めの設定です。

ロゴのイメージの伝え方の例

<例1:例えば建設会社のロゴを作る場合>
会社の頭文字をデザインしたロゴを作って欲しいです。ロゴはホームページや名刺、ヘルメットなどに使用します。遠くからでもわかるようなシンプルなデザインが好ましい。会社のキーカラーは紺色なので紺色で作って欲しい。

<例2:クリニックのロゴの依頼の場合>
胃腸科なので「胃」をデザインしたロゴを希望します。患者さんが安心するような明るめの色使いが好ましいです。いろいろなものに使用するのであまり細かいデザインは好ましくありません。縦長の看板にも使用するのでロゴマークと組み合わせる文字が縦でも横でも使えるようなバランスの良いデザインにして欲しいです。

<例3:IT系会社のロゴの依頼の場合>

スピード感のある先進的なロゴのデザインを希望します。社名はロゴマークの下にローマ字を組み合わせて欲しいです。ロゴのイメージとしては先進的・スマート・動きを感じるデザインを希望します。
背景が白でも黒でも使用できるような配色でお願いします。

このような感じでイメージを伝えればロゴデザイナーはそこからアイデアを膨らましてロゴを提案してくれると思います。また、下書きではなく参考イメージなどのサンプルを付け加えるのもいいと思います。

ロゴのデザインの依頼

いよいよロゴのデザインを依頼する

ロゴの依頼先の選定も済んで、依頼時に伝える内容も整ったなら、いよいよロゴのデザインを依頼する段階です。

ここからがロゴ制作の開始ということになります。

まずは最初の提案が出来上がってくるのを待ちましょう。

完成済みのロゴを選んだ場合は結構スムーズに納品まで進みますので、ロゴを使用するツール制作などの準備を進めます。

オーダー制作でロゴを依頼した場合は、出来上がってきたロゴをどのような基準で判断すれば良いかを調べておきます。パッと見て綺麗だから、かっこいいから、お洒落だからなどのイメージ基準だけで決めずに使用するツールのことなども考えて選考します。

提案されたロゴの選び方のポイントなどは別の章でお話しします。

文鳥ロゴデザイナーのアバター

ロゴ デザイナー|タケハラ
ロゴ デザイナー歴20年以上(2003年より)、数千点以上のロゴを制作。
<ロゴ制作実績>映画翻訳家アンゼたかし氏、東京都子育て応援東京会議、留学生進路支援センター、マイナビ就活チャンネル、全国競馬労働組合、九州工業大学理数教育センター、京丹波町国際交流協会 他多数。その他のロゴ作品の一部を公開
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